例えば、同じCBDにあっても、タノンに面した物件とソイに面した物件では自ずと価格に差が出ます。同様に、ダウンタウンでなくても、それに対抗できるポテンシャリティを持っているミッドタウンのコンドミニアムがあります。
政府官公庁舎に近い、有名な学校に近い等、色々とありますが、何と言ってもBTSやMRTのマス・トランジット・システム駅前の物件は希少価値があります。
これが、“面”と“点”の違いです。
人口13百万人の東京は、既に何十路線という電車、地下鉄が走っていますが、バンコクは人口8百万の大都市なのに、BTS、MRT合わせてまだ3路線しかありません。
将来は上の図のように、200を越える駅ができて、東京並みに整備される計画のようですが、今のところは、ただの計画です。
更に、バンコクは行き止まりのソイが多く、他の道に連結しているタノンの交通渋滞は東京の比ではありません。
ということは、現在、交通渋滞に影響されないで移動できるBTSとMRTの重要度は、東京の何倍もあります。
各社とも駅から500メートル以内にあるコンドミニアム価格を調べていますが、これが200メートル以内だったらどうでしょう。
誰でも知っているように、半径の2乗にπを掛けたのが円の面積です。つまり、半径500メートルから半径200メートルへ、40%まで半径を狭めると、その面積は何と16%まで狭くなってしまいます。
従って、半径200メートル以内、徒歩2-3分のいわゆる駅前物件は、そう簡単には新規供給できないので、半径500メートルの駅近物件に比べても圧倒的に希少価値があります。つまり、CBDやダウンタウンという“面”だけでなく、ミッドタウンの駅前という“点”にあるコンドミニアムも、その希少性から十分将来の値上り期待が持てると思います。
ただし、駅前ならどれでも、というわけではなく、さすがにサブ・アーバンエリアまで行ってしまうと、都心部に通勤する人も減り、需要がまだ弱いと思うので、今であれば、ミッドタウン、しかもオンヌットやベーリングといった、その路線の中核となる駅前での投資が有望だとろうと思います。
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